12/27/2011

エコロジーとは何なのか?

エコロジーまたはエコという言葉が氾濫しています。
でも、正しい意味を知っている人がどのくらいいるのでしょうか?

エコロジーとは正しくは「生態学」を意味する言葉です。つまり、学問の一種なのです。サイエンスとかエコノミクスと同じ感じです。
エコロジーはドイツの学者が作った造語で、ギリシャ語の家庭・経済を意味するオイコスoikosと倫理を意味するロゴスlogosを合わせて作られました。語源だけ見れば、経済学となりますが自然の生態を経済学のようにシステマチックなものとして捉えるという全く新しい概念のもとに作られた言葉なのです。

名付け親はドイツの生物学者ケッヘルです。ドイツ語的にはエコロギーなんですが、アメリカでエコロジーと言われていました。日本にはアメリカ経由でこの言葉が入ってきたそうです。

現在、エコという言葉がひとり歩きしています。漠然と環境に良いという 意味でいたるところで使われています。エコ○○。例えばエコドライブとか。生態学ドライブってなんですか?
でも、言葉というものは生き物だからここまで来ると間違いとは言い切れないですね。でも、とにかく何にでもエコをつけることだけはやめて欲しい。